フォトショップなどで色補正をする場合に多く使われるのが「明るさ」と「コントラスト」です。最初のうちはこれをいじるだけでけっこう写真の印象が変わります。
「明るさ」はその名のとおり、写真の全体的な明るさを調整するコマンド。「コントラスト」は写真の明暗の差に関するコマンドです。 似たような感じがしますが、やれることがちょっと違います。
作業に入る前に
とりあえず体感的にやってみるのが一番ですが、作業に入る前に「何をしたいか」を決めてしまう必要があります。自分はこの写真をどうしたいのか?というのをざっくり決めてしまいましょう。
まずは元の写真、撮影場所は "J Peace island"を使わせてもらいました。とても作りこまれて静かな印象のSIMです。

写真を見ると、どうも全体的にもやがかかったようになっている気がします。そのせいかどことなくぼんやりしたイメージ。そういうイメージも捨てがたいですが、今回はちょっとはっきりくっきりさせてみよう、という方針にします。
色々いじる前にどうしたいのか、というメドをつけておくと作業に一貫性が出ます。あっちこっちいじってわけがわからなくなった!ということにもなりにくいです。
実作業に入って
まず明るさをいじった写真(+15)。「明るさ」を使うには、フォトショップの「イメージ>色調補正>明るさ・コントラスト」を使います。

さらにそのコントラストをいじった写真(+20)。「コントラスト」を使うには、同様に「イメージ>色調補正>明るさ・コントラスト」を使います。

全体的に心なしか明るくくっきりになりました。差が微妙ですが、あまりに差が出過ぎる写真も考えものです。
明るさ・コントラストの注意!

明るさ(+55)、コントラスト(+34)の写真です。最初の写真に比べると、だいぶ明るくくっきりになっています。
ただ、赤丸部分に注目してみると..。空の濃淡、グラデーションがわかりにくくなってしまっています。また看板の文字「BUCYCLE」が発光してしまいました。これでキレイになっただろう!と補正をはじめたてに陥ってしまうところです。
このように、あまり写真の濃淡が消えてしまったり、べったりとした白色(白トビ)、あるいは黒色(黒トビ)が作業中に出てくることは避けるべきだと言われています。
そういう趣向の場合はいいのですが、普通の写真の場合には不自然さが目立ったりせっかくの被写体とはまったく異なったものになってしまうためです。
重要なのは、自分がやりたいことと元の写真のイメージとの間に、いかにバランスをとらせるかという感じ。
ぎりぎりまで調整したけどまだくっきりに物足りない!という場合には他にもいくつか方法がありますが、とりあえず今回はこのあたりで。





